マカオ

世の中から「忘れられた人々」は、もはや忘れられた存在にはならない。インフラを立て直す過程で、大勢の人を雇用していきます。

その忘れられた人々が、トランプ氏のコアな支持層だが、彼らは何故忘れられた人々になったのだろう?
移民のせいなのか、グローバル化のせいなのか、IT化のせいなのか、製造業の衰退のせいか?

忘れられた人々のほとんどは、2次産業の製造業の従事者。米国は85年に衰退した2次産業は現在、米国の3割にも満たない。それにとってかわった3次産業に分類されるIT関係が7割となり、その3次産業で米国は繫栄している。そのITで自動化やIT化、ロボット化で2次産業の単純労働者を不要としてきた。

その今の米国の繁栄を、85年の米国(2次産業の繁栄NO1)に戻そうというように感じられる。インフラで雇用を増やすと言っているが、建築や土木の単純労働者として忘れられた人々を雇用していくことを意味し、それを狙っているなら不法移民は邪魔な存在となる。そのために移民制限するのだろう。しかし、それは、優秀な移民で支えられているIT産業に大きなダメージを与える。

彼のしないといけないことは、2次産業の忘れられた人々を再教育し3次産業へ移すことであるが、10年はかかる。単純な短期の発想で成功してきたビジネスマン(セールスマン?)では、できないことだろう。

忘れられた人々のセイフティーネットの一部を担うオバマケアを修正するとのこと。これは企業の要請に応じたことと考えられるが、トランプ氏のオバマケアの修正は、忘れられた人々を直撃するだろう。忘れられた人々はもっとよく考えて勉強して彼の言葉を検証しないと、写真のように、アメリカの忘れられた人々は、トランプの言葉でバンジージャンプしたように感じる。
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by sixjump | 2017-01-21 22:33 | Trackback | Comments(0)
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