熊川宿

撮影していると、家から出てこられた年配の女性から声をかけられた。その女性は、旦那がこの熊川宿出身で、旦那の退職とともに、この熊川宿に数年ほど前から住んでいるとのこと。彼女は、大きな都市の出身であり、旦那の仕事関係で大都市で生活してきた方である。きっと、職場で熊川宿出身の男性と恋に落ち結婚したのだろう。今、旦那に従って旦那の里である、この熊川宿に移り住まれている。ここでは、時間はゆっくり流れること、電気屋さんがないこと、スーパーがないこと、服屋さんがないこと、車が必需品であるが彼女は運転できなくて1時間に1本もないバスで移動ということなどの不便さを長々と話された。良いことは、水が美味しい、空気が綺麗、星が見えるとのこと。星が見えると聞いたときに、何故か、さみしさと悲しさを感じてしまった。そして、観光客というより、都会から来たsixjumpのようなユッタリ散策している人に声をかけているのかも・・と想像してしまった。

イモ洗いの水車が、カラカラと音を立てて回っていた。

熊川宿_c0022089_22372946.jpg

by sixjump | 2013-06-10 22:36 | Trackback | Comments(2)
Commented by mrgonn at 2013-06-10 23:01
こんばんは

こんな綺麗な風情のある田舎町だったら、老後は誰でも住みたくなりますよね。生活は少し不便かもしれませんが、絶対いいですよ。
うちの実家もこんな感じだったらいいのですが、住宅街の真ん中で、なんの情緒も感じられません 爆笑
Commented by sixjump at 2013-06-11 07:26
お早うございます。
もちろん、そうなのですが、今回の場合、旦那は自分の故郷に帰り、幼馴染、親戚、友達だらけ、そして自分が育った空気・水・食べ物・時間の流れでOKなのですが、都会育ちの奥様は、知っているのは旦那関係だけで、環境が180度変わったのですから大きなストレスではないでしょうか。この奥様に旦那は良いけど、奥様は可哀そうだと言いましたら、更に話が長くなりました。sixjumpは、sixjumpの故郷に5年ほど前に戻ってきましたが、家内が戻ろうと言うまで、黙っていました。
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