長居公園

震災対応・復興、原発事故収拾などを推進するうえで、トップダウンが良いのか、ボトムアップが良いのか、と思いをめぐらし始めた。答えは簡単で、それら両方が、適切な時期に適切な事項に適切な方法で適切に作用し適切に実行されないといけない。じゃあ、それらの適切がスムーズに実行されるには、何が必要で何が障害か。トップダウンとボトムアップの交通整理と交通法の障害の整理、などと、ふらふら、思いをめぐらし始めたが、大きな問題点にぶつかった気がした。そもそも、トップダウンがあるのかという点。

1.トップダウンをするリーダーが不在。
2.ころころ変わるトップ。
3.信頼性のない政治家が多い政党ではトップダウンが実施しようとしても国民が信用しないので実効性が弱い。
4.2つも3つもXX室、〇〇担当、△△委員会などと乱立させ、命令系統が一元化されていない。
5.内閣大臣制がトップダウンの実行には弱いシステム。
6.政権与党の多くの政治家は市民運動上がりが多く、ボトムアップは得意だがトップダウンが苦手。

まだまだ、このような細かい点についてはいくらでも書けそうだが、この辺にしておいて、5に関係するが大きな観点から政治システムを考えると、本質的な問題点が見えてくる気がする。
 日本の政治システムは、2度と昔のような失敗を起こさないように、政府の暴走を抑えるように設計され、憲法と法律でガンジガラメにされた政治システムとなっている。言い換えると緊急時には動きがとりにくいシステムであろう。なぜなら、トップダウンは暴走する危険性を背後にもっているために、弱いトップダウンとなるように設計されている。その暴走する危険性をもつトップダウンを日本国民は封印し、政治を行ってきたように思える。そのため、2度と間違いを犯さないことばかり言ってきたDNAをもつ政治家が多く、トップダウンができる政治家が育ってきていないためトップダウンができる政治家が少ない。6のように、特に、民主党は子育てのようなバラマキのような市民活動のようにボトムアップ的発想が得意だが、緊急時の対応に必要なトップダウンができるだろうかと思ってしまう。党内の人材については、ポストkanとしてトップダウンができる誰がいるのだろうか。
 今回は、震災や事故で内的な問題だが、外的な問題(侵略や攻撃を受けたときなど)にはどうなるのろう。まさか、中国漁船問題であのような対応しか出来なかったのでは、そのような事態にはお寒い限りだろう。

アジサイ園にて
長居公園_c0022089_9242560.jpg


長居公園_c0022089_9243762.jpg


X100で
長居公園_c0022089_1056439.jpg

by sixjump | 2011-06-12 09:24 | Trackback | Comments(2)
Commented by UZR at 2011-06-12 19:11 x
私は、官氏、せんこく氏、他も辞めるできだと、気付かないのかな?と思います。
Commented by sixjump at 2011-06-12 21:14
何か、意地を張っているように居座り続ける感じを受けます。または、自分だけがこの国難を乗り切れると信じているのではないでしょうか。
名前
URL
削除用パスワード
<< 長居公園 長居公園 >>